鍼灸

鍼灸院で使われるお灸は熱くない

脚に施術を受ける女性

鍼灸院で行われる治療には針を体に刺すものとお灸を据えるものがあります。今回はお灸について見ていきたいと思います。お灸には熱いというイメージがある方も多いと思います。実際、よくテレビなどの罰ゲームで見かけるような熱いお灸もあります。しかし、現在の鍼灸院でそのようなお灸を据えるところはほとんどありません。熱いお灸は打膿灸や有痕灸とよばれるものです。体の上にのせたもぐさの先端に火をつけ、そのままもぐさの燃える部分が皮膚につくまで放置します。燃えたもぐさが直接皮膚に触れるのでかなり熱いです。
最近の鍼灸院で使われるお灸は主に3つ。1つ目は知熱灸といって、もぐさに火をつけるところまでは同じですが、熱いと感じる前に取ってしまうものです。2つ目は隔物灸といって、燃えている部分が直接皮膚に触れることのないお灸です。「隔」は隔てるという意味で、物を挟んで皮膚と熱い部分を隔てるお灸だということができます。最後の1つが棒灸と呼ばれるもの。こちらはふつうのお灸のイメージとは少し離れているように思います。イメージとしては、おわんをひっくり返し、その一番へこんでいる部分(皮膚から遠い部分)に燃えたもぐさをセットし、それを患部の上に置きます。密閉された状態で熱を感じようということです。現在は、お灸も熱くて我慢を強いるものはほとんどないのです。

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